BOOK-BUKU

読書好きが読んだ本から学びを紹介します

意外と知らない『隠れた礼儀』

 

f:id:curly8875:20170713191255j:plain

2016時点で135万部を売り上げたベストセラー

【嫌われる勇気】(ダイヤモンド社

 

f:id:curly8875:20170713194043j:image 

あなたもタイトルぐらいは知ってますよね?

 

 

僕も確か20歳ぐらいの頃に読んで

「これはすごい!!目からウロコだぜ!!」

って感動したのを覚えています。

 

 

ただ、

あの本を読んで

 

「生きるのが楽になった」

「人生が変わった」

 

と言っている人のほとんどは

自分の都合のいいように誤った解釈をしています

 

 

 

実際、誤った解釈で

アドラー心理学を実践しようとした人たちが

ネット上に数多く存在してました

 

 

ネットで色々調べてみると

アドラー心理学は危険だ」

「人生を狂わされた」

みたいなことが書いてあったりします

 

 

 

そんな人は決まって

=================

アドラー心理学を理解していない】

=================

 

 

きっと、【嫌われる勇気】を読んで

アドラー心理学はすごい」

「これで人生が変わる」

と思い込んだんでしょう

 

 

しかし、

この世の中に『魔法』はありません

 

 

1度読めばその後の人生が一変する

というようなことはないわけです。

 

 

実際、僕は

【嫌われる勇気】【幸せになる勇気】

の2冊を10回以上読んでいますが、

それでも理解できない部分がいくつか残っています

 

 

あなたも、【嫌われる勇気】を読んだなら

「ここがなんか腑に落ちないなぁ」

って部分があったはずです。

 

 

 

特に、反対意見が多く出てくるのが

『課題の分離』

という考え方だと思うんですが

あなたは上手く自分の中に落とし込めていますか?

 

 

 

【嫌われる勇気】のなかでは

哲人と青年の対話という形で話が進んでいくため、

所々、詳しく説明されていないように思います

 

 

『課題の分離』もそのひとつ

 

 

僕は『課題の分離』について、

もうすこし詳しく知りたいと思い

【嫌われる勇気】の著者、岸見一郎さんが

1999年に書いたアドラー心理学入門】

を読んでみました

 

 f:id:curly8875:20170713081941j:image

 

すると、【嫌われる勇気】よりも

『課題の分離』について詳しく書かれていて

 

「これだよ!これを知りたかったんだよ!」

 って感じで、

【嫌われる勇気】で理解できていなかった部分が理解できたんですね

 

 

アドラー心理学の理解を深めるのに

かなり役に立ちました

 

それかr…「まてまてぃ!!」

 

 

 

 

 

 

・・・ん?

 

 

 

 

 

 

 

 

「そもそも『課題の分離』ってなんだよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・

 

 

・・・・・・

 

 

 

・・・・・・・・・あらま。

 

 

 

そうですね、ついつい読んだ人目線で話してましたが

読んでない人からしたらワケわかんない話でした

 

じゃあまずは『課題の分離』について

少しお話しておきましょう。

 

 

 『課題の分離』というのは

簡単に言うと、

 

自分の課題には他者に介入させず、

他者の課題に自分は介入しない

 

という考え方です。

 

 

例えば、

子供が勉強をしないと言う場面では

『勉強をする』

というのは子供の課題であり、

親の課題ではありません

 

そこに親が口出しするのは

 『課題への介入』となります

 

 

対人関係に問題が発生するとき、

大体は相手の課題に首を突っ込みすぎるか、

もしくは、首を突っ込まれ過ぎています

 

 

対人関係を良好に進めて行くために

『課題の分離』という考え方はとても大切なんです。

 

 

ただ、勘違いしないで欲しいのが、

「私は私、あなたはあなた」

ではないということ

 

 

課題の分離に反対する人は

大体「私は私の人生を生きる、あなたはあなたの人生を生きてください」

というような冷たい解釈をします。

 

 

しかしそうではありません。

 

 

 

 

アドラー心理学入門】ではこの部分を詳しく説明してくれています

 

 

 

私たちは自分の問題を自分で解決しなければならないのですが、

残念ながら、私たちの能力は限られていますし、

自分が抱えている問題をすべて一人で解決することはできません。

 

《中略》

 

《一人で解決が困難》

そのような場合、他の人の援助を受けなければなりませんし、

逆に、他の人を援助しなければなりません。

家族の全員、あるいは、一部が、

共同して解決しなければならない問題は、絶えず起こってきます。

アドラー心理学入門、第二章ーアドラー心理学の育児と教育(ベスト新書)》

 

↑このような場合は、

「お前の課題だ」

と突き放すのではなく、『共同の課題』として

共に解決しなければならない

という風に説明されています。

 

 

ただ、ここでも勘違いしてはいけないことがあります

 

 

それは、

 

================

本人が、

「共同の作業にして欲しい」

という依頼をしてきた場合に限る

================

ということです。

 

 

本人の意思に背いて

あーだこーだ言うのは課題への介入…

 

 

関係をギクシャクさせる原因となります。

 

 

逆に言うと、

普段の生活の段階で、

『共同の作業を依頼してくれる関係を築けるかどうか』

というのはあなたの課題なわけです。

 

 

 

相手の課題を解決するのは本人であり、

それを援助するかどうかは、本人の意思

 

 

困った時に、相手があなたに援助してくれるような

いい関係を築けるかどうかは、あなたの課題

 

 

 

『課題の分離』というのは

相手を突き放す冷たい思想ではなく、

むしろ、とても温かみのある考え方なんです

 

 

”相手をありのまま受け入れ、信頼する

 

相手の課題にはズカズカと入って行かず、

相手にも自分の課題には介入させない”

 

 

家だってそうですよね?

 

 

どんなに仲の良い友達の家だって、

勝手に土足で上がり込んだりはしないはず

 

 

『親しき中にも礼儀あり』

まさにコレですね

 

 

 

 

 

『課題の分離』っていうのは

「私は私、あなたはあなた」

という冷たい考え方ではなく、

 

信頼と礼儀をわきまえた

温かい考え方なんです

 

 

人って、意識していないと

すぐに人の課題に首を突っ込んでしまいがち、

 

でも、

「あ、これ以上はマナー違反だな」

って自分にブレーキをかけていく意識が

良い関係を築いていく大切な要素なんですね

 

 

 

 

今回は、『課題の分離』に特化して

記事を書きましたが、

アドラー心理学入門】では

他にも【嫌われる勇気】で詳しく話されていなかったことが

細かく説明されています。

 

 

「もっとアドラー心理学について知りたいよ」

って場合は、読んでみると良いと思いますよーーー

 

 

 

では、

今回はこの辺で終わりにしたいと思います

ありがとうございました!

 

 

◆かーりぃ(セイラ)◆

 

■LINE@もやってます■

 

【LINEマガジン】という

自分改革をメインとした知識や考えを発信しているマガジンが

あなたのLINEに届きます。

 

 

今は130人ほど参加してくれていますね

 

 

成長しやすいマインド、

本物のコミュニケーションなど

小手先のテクニックではなく

本質だけをわかりやすく提供するように心がけています

 

 

あなたも参加して自分改革し

『理想の自分像』を現実にしませんか?

 

参加はこちらから↓

LINEマガジンに参加する


もしくはID検索から

「@pph6714o」

と検索してください